初心者におすすめ!春スキーの楽しみ方:服装・持ち物も解説

冬が終わってもスキーを楽しみたいなら「春スキー」がおすすめです。暖かい陽気の中、空いているゲレンデでのびのび滑れる春スキーは、初心者や若い世代にもピッタリ。この記事では、春スキーならではの楽しみ方や魅力、準備すべき服装・持ち物、注意点やお得なツアー情報をご紹介します。春スキーの魅力を知って、冬とは一味違うスキー旅行を満喫しましょう!
春スキーの楽しみ方・魅力
春スキーには冬スキーとは違った魅力がたくさんあります。まず気候が暖かく快適な点が大きなメリットです。真冬と比べて晴天率が高く景色も抜群なので、ポカポカ陽気の中で爽快に滑走できます。寒さが和らぐ分、厚着をしなくても済み、寒がりな人でも挑戦しやすいでしょう。また、シーズン終盤はリフト券や宿泊料金が安く設定されていることが多く、コストを抑えてたくさん滑れるのも嬉しいポイントです。
さらにゲレンデが空いているのも春スキーならでは。ハイシーズンほど混雑しないため人との接触リスクが減り、安全に練習できます。周りを気にせず自分のペースで滑れるので、初心者が基礎を身につけるのにも最適です。雪が緩んで柔らかくなるおかげで、転んでも真冬ほど痛くないのも安心できる点です。滑走中のスピードが落ちやすい春雪はコントロールがしやすく、初めてでも怖さを感じにくいでしょう。
もちろん春スキー特有のデメリットもあります。気温が上がることで雪質は水気を含んでザラメ状になり、場所によって滑りにくさを感じるかもしれません。転べばウェアが濡れたり泥がついたりと汚れやすいですが、それでも「寒くない・空いている・安い」とメリット満載の春スキーは手軽にスキーを始めたい人にこそおすすめです。初心者でも春スキーの魅力を存分に楽しんでみましょう。
春スキーの服装
春スキーでは気温や雪質に合わせて服装の工夫が必要です。基本は冬用のスキーウェアで問題ありませんが、暖かさゆえの注意点を押さえておきましょう。
通気性と撥水性の高いウェアを選ぶ
春の雪は水分が多く、転倒時に濡れやすいです。上下とも水を弾く撥水加工のウェアが必須ですが、同時に気温が高く汗をかきやすいので通気性も重要です。ゴアテックスなど透湿性素材のジャケットやパンツだとムレにくく快適に過ごせます。雪解けで泥が混じることもあるため、汚れても洗いやすい素材だと安心です。
インナーで温度調整する
日中は暖かくても朝夕や標高の高い場所では冷え込むことがあります。厚手の防寒着だと日中は暑すぎるため、インナーの重ね着で体温調整しましょう。気温に応じてヒートテックやフリースなど薄手・中厚手のインナーを重ねたり脱いだりして調節すると快適です。薄手インナー+シェルジャケットを基本に、寒ければ中間着を追加するスタイルがおすすめです。ウェアの脇や背中にベンチレーション(換気口)があれば適宜開けて熱気を逃がすなど、小まめな調整も有効です。
小物で暑さ・寒さを調整
春は滑走中に暑く感じることも多いので、ネックウォーマーやグローブも薄手のものに替えると良いでしょう。例えば真冬用の厚手グローブでは汗で蒸れてしまう場合、春は登山用などやや薄手のグローブがちょうど良いとされています。逆に朝夕の冷え込みに備えてポケットに使い捨てカイロを忍ばせておく、休憩時に羽織れるダウンジャケットを持っていく等の工夫で寒さ対策も忘れずに。
紫外線対策を万全に
春の高い日差しは侮れません。紫外線量は冬より増えており、雪面の反射で都市部より強いUVを浴びるため、日焼け・雪目対策が必須です。ゴーグルはUVカット性能の高いものを使用し、顔や首はフェイスマスクやバラクラバでできるだけ露出を減らしましょう。晴天時にゴーグルを外して滑る場合はサングラスでも構いませんが、必ずUVカットレンズのものを使用します。春の日差しは油断すると肌が真っ赤に焼けたり目が充血するほど強烈なので、ウェアだけでなく小物も含めてしっかりと対策しましょう。
春スキーならではの持ち物
春スキーへ行く際は、通常のスキー・スノボ装備に加えて春ならではのアイテムを用意すると安心です。以下に初心者でも揃えやすい必須持ち物とあると便利な持ち物をリストアップします。
必須アイテム
- スキー板・ストック一式またはスノーボード、ブーツ、ビンディング
- スキーウェア上下(春用に撥水性◎)、
- グローブ、ゴーグル(またはサングラス)、ヘルメット(またはニット帽)
特にゴーグルとグローブは忘れがちなのでチェックリストを活用しましょう。ゲレンデの強い日差しや転倒から目を守るゴーグル、手の防寒とケガ防止のグローブは初心者でも必ず用意すべき基本装備です。
紫外線対策グッズ
- 日焼け止めクリーム
- UVカットゴーグル・サングラス
日差しの強い春スキーでは日焼け止めがマストアイテム!朝しっかり塗って行っても、滑って汗をかくうちに落ちてしまうため、バッグに入れておきこまめに塗り直しましょう。特に鼻やほお骨の高い部分、ゴーグル・サングラスとフェイスマスクの隙間になりがちな部分は焼けやすいので念入りに。リップクリーム(UVカット効果ありのもの)も唇の保護に役立ちます。
雪質対策グッズ
- 春雪用ワックス
- ワックススクレーパー
春のザラメ雪やシャーベット雪は滑走面に水分や汚れが付着して板の滑りを悪くしがちです。そこで春雪用のワックスを持参しましょう。滑りにくくなったら休憩中に塗り直すことで滑走性が復活します。軟らかめの暖かい気温向けワックスが◎です。加えてワックススクレーパー(ワックス剥がし用のプラスチック板)もあると便利です。
古いワックスや汚れをこそげ落として新しいワックスを塗りやすくできます。春雪で板が重く感じたらワックスをこまめにメンテナンスして対応しましょう。
あると便利グッズ・持ち物
- 速乾タオル
- 吸水シート
- 着替え(替えのインナーや靴下、Tシャツなど)
- 軽食
- レジャーシート
春スキーは雪解け水で全身が濡れがちなので、速乾タオルや着替えがあるとベストです。ブーツ内部やグローブの中まで湿ることも多いので、吸水シート(靴用の乾燥シート)を持参しておくと便利です。代用品として新聞紙を丸めて入れておく方法もあります。
春はオフシーズンにつきゲレンデ内のレストランが営業していない場合もありお昼時に食べるものがない…という事態も起こりえます。また、レストハウスが閉まっている時でも屋外でゆっくり休憩できるようレジャーシートを持っていくのもアイデアです。天気が良ければ青空の下、シートを広げてお花見ピクニックのようにランチを楽しむのも春スキーならでは。
春スキーの注意点
春スキーを安全に楽しむために、いくつか注意すべきポイントがあります。雪質や気象条件が冬と異なるので、初心者の方もしっかり把握しておきましょう。
雪質の変化に対応する
春の雪は朝晩は固く日中は緩むというようにコンディションが刻々と変化します。寒暖差で溶けた雪が再び凍り、朝はアイスバーン(氷のようにカチカチの斜面)になることもあります。このような硬いバーンではエッジが効きにくく滑りやすいので無理をせず慎重に滑りましょう。逆に日中陽が当たるとシャーベット状の重たい雪になり、板が取られやすくなります。スピードが出にくい反面、ターンで踏ん張る脚力を奪われやすいので、こまめに休憩を取りつつ余裕をもった滑走を心がけてください。ザクザク雪に慣れない初心者は最初は緩斜面で練習し、慣れてきたら少しずつ急斜面に挑戦すると良いでしょう。
転倒時のリスクに注意
春雪は柔らかいので転んだときの衝撃は和らぎますが、状況によって注意点が異なります。朝の凍ったバーンで転倒すると雪面が硬いため怪我をしやすく、プロテクターを着用していないとお尻や膝を強打する恐れがあります。怖がりすぎずに正しいフォームで転ぶ練習(お尻からではなく横に倒れる等)をしておくと安心です。一方、シャーベット雪での転倒は衝撃は少なくても体が雪に取られてねじれやすいので、関節を痛めないよう注意しましょう。また、春の雪は融けた水で汚れているため転倒すると衣服や道具が泥まみれになることもあります。替えのグローブやゴーグル拭きなどを持っておくと、転倒後すぐに対応できて便利です。
気温の変化に対応する
春の山の天気は変わりやすく、日中と朝夕で気温差が大きいです。晴れていると滑って汗ばむほどですが、日が陰ると一気に冷え込むこともあります。休憩中に身体を冷やさないようウインドブレーカーや薄手ダウンをリュックに入れておき、こまめに着脱して体温をキープしましょう。特に帰り支度をする夕方以降は気温急降下に注意です。汗で濡れたインナーのままだと体が冷えてしまうため、前述のように着替えを用意し、濡れた服は早めに交換してください。天候が怪しくなってきたら無理に滑り続けず、早めに切り上げる決断も大切です。春は雨に降られる可能性もあり、ゲレンデで突然雨が降り出すケースもあります。急な雨雪に備えて軽量のレインウェアを携行し、天候悪化時には無理せず下山するようにしましょう。
紫外線ダメージに注意
繰り返しになりますが春の紫外線は強烈です。雪焼け(日焼け)や雪目(紫外線による目の炎症)になるリスクも冬以上に高まります。曇りの日でも紫外線は降り注いでいるので油断大敵です。日焼け止めは数時間おきに塗り直し、肌を露出しない服装で臨みましょう。特に顔はフェイスマスクやネックゲーターでしっかりガードし、ゴーグルまたはサングラスで目を保護してください。滑走中だけでなく、ランチ休憩でゲレンデに座っている間も日差しを浴びています。こまめに日陰で休む、水分補給をするなどして紫外線ダメージを軽減しましょう。「冬より春の方が日焼けした…!」なんてことにならないよう注意してくださいね。
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ポイントを押さえて春スキーを満喫しよう!
春スキーは暖かな陽気の中で爽快に滑れる最高のシーズンです。初心者でも服装や持ち物、注意点を押さえておけば安心して楽しめるでしょう。寒さに震えた真冬とは一味違う解放感をぜひ味わってみてください。ビッグホリデーツアーで、春ならではのスキー旅行を満喫しましょう!滑り終わった後の心地よい疲労感と春の景色は、きっと忘れられない思い出になりますよ。さあ、春スキーに出かける準備を始めましょう!